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執筆者の写真Kazuki

骨壺さんのおうち

更新日:2019年9月14日

はい、じゃ〜次はお家に帰ってきた「骨壺さん」のおうちについて、ね。

「骨壺さん〜?」


この状態の陣と花音のことをおかんは「骨壺さん」って呼んでますw


普通なら、初七日まで毎日お供えとお水をあげて、魂が天国に旅立つまで7日間はいままで通り「一緒に暮らす」かんじでお別れの時間をもうけますよ。


「ゆずぅ・・・毎日泣いちゃいました・・」


毎日花音のお話をすると左目から1粒涙流してたよね。すごく不思議だったけど、初七日終わったら涙もとまったね。なんだったんだろうね・・・不思議。

でも、ありがとう。


さて、初七日という法要を終えたら、魂さんは四十九日かけて天国の仏様のもとへ旅立っていくと言われてます。

その間、家族も静かに偲んで暮らすように、って話なんだけど、自然に悲しみで静かに暮らしてしまうとおもうので、その辺はあまり神経質にならず、見送りまでの看病の疲れをいやしたり、思い出を振り返ったりして気持ちの整理をする時間とおもってゆっくり過ぎしたらいいね。きっと。

おかんも看病疲れで風邪ひいちゃってダウンしたし。


「ゆず、いっぱい遊んじゃいました・・・」


んふふ。そうね〜

でもしょんぼりしてたよ。すき間に頭つっこんで花音のこと探してたし、携帯とかで撮った動画から花音の声すると必死に探してたし。

だからちょっと気分を変えて遊んでもいいんだよ。


さて、法要を行い、お墓をもってる方はこのあと納骨という作業があるんだけど、我が家のようにそのまま骨壺さんと一緒に暮らす場合は、そのまんまぽいっと棚の上に置いておくのもなんだし・・・・と、時間が経てば経つほど感じてくると思います。


うちも最初はそのまま低い棚の上に置いてたんだけど、ホコリかぶったりし始めるとあれだし、地震でなにか物が上に・・・なってことを考えると「お部屋」が必要だな、って感じました。

人でいう「お仏壇」のようなもの、かな。

実際お仏壇は遺影とお位牌があるだけですが、犬猫さんなどの場合はお骨がそのままある場合もとても多いと思います。

「いえい?」


お写真のことね。目線が外れてるものを使うのが一般的だよ。


「なんで?」


目があうと切ないからだよ。


「ふぅん・・・いはいって?」


こういうお名前が彫られた・・・分身みたいなやつ。クリスタルでできたキラキラするものとかも犬猫さんの場合はあるみたいだよ。


「なんで必要?」


普通は土に埋葬するか、お墓に遺骨を納めちゃうから、こういう分身みたいなお位牌をお仏壇に収めて、供養するんだよ。いつも一緒にいられるしね。


「ふぅ〜ん、いろいろありますぅ〜。おぶつだんとは?」


通常はお位牌を収めておくお部屋だけど、犬猫さんだと直接遺骨を納めておく場所にもなるところのことですよ。

最近は可愛い専用お仏壇も売られているし、お仏壇セットなんかを扱う業者さんも増えましたね。


陣が旅立ったのは2010年、当時はあまりそういったものもなく、そういうものを探そうという知識もなかったので、なにか入れられるケースはないかな〜と漠然と思ってました。


で、なぜか素晴らしくフィットするサイズの木製「ブレッドケース」を発見してしまいw


「パンにじん・・・」


うむ、なんか響きもいいし残念感も陣らしくていいかwってみんなとそんな話になって購入。


雰囲気はよかったんだけど、蓋をあけると中に入る構造で、毎回陣の覆い袋の頭が微妙にぶつかって、陣が「おうっっ」ってこけてたんで、別の物を探すことにしましたw

いちいちコツンとなってるのもちょっと可愛かったんだけどねw

で、見つけたのがアンティークのアントリウム、ミニ温室ね。


「おんしつ?」


そう、本来は多肉植物やサボテンさんのお部屋なんだけど、これが高さも幅もあって、全面ガラスなんだけどそこに飾り軸もあって、万が一地震で物が降ってきてガラスが割れても、陣を守ってくれる鉄の軸があるからいいかなと。


こんな感じ。温室なので植物のお手入れ用に扉が開くのです。

中に今は陣と花音が残念な顔写真を貼って、シルバークレイで作った手作りプレートを下げて入ってます。でっかい鰹節はゆず店長に狙われるので奥にぎゅっとw


「えーっ扉しまってたら開けられないから狙いません〜ぶーぶー。あ〜それ〜植物さんのお部屋だったので〜すねぇ〜」


そう、しかもアンティーク家具なもんで、同じ物は二度と手に入らないので、これをみんなによく「どこで買ったの?」って聞かれるだけどどうにもならないのよね。

フランスの蚤の市で買付してたアンティークショップで入手したんだけど、当時はもう1つだけ同じのが売ってたのね、、、買っておけばよかったと今更おもいつつ。


「なんで買わなかったのぉ?」


・・・だってゆずの準備してるみたいになるのいやじゃん・・・。

「・・・そぉ・・・ね〜・・」


なので1つしか買わなかったのですw


今は沢山の種類のものが売ってるからこれじゃなくてもいいと思うんだけど、ざ仏壇って見えるのはいや〜っていう人も結構いるんだろうね。


なので、気になる方はミニ温室と調べてみてね。

似たようなもの、探してるけどなかなか出てこないので気長にどうぞ。


一般的に売られているものというと、骨壺を覆っている袋ごとすぽっと入れられるお仏壇なんかがあるようです。


すっぽり入る箱形のもの(表にはお写真が飾れるタイプが覆いみたいです)、おうちの形をしているものなんかもあるようです。

おりんやお線香をたてるものなどの小物もセットで販売されてるようですよ〜。


我が家は全部、アンティークショップとかアジアン雑貨やさんで見つけたものを組み合わせてます。

おりんの代わりにハート側のガムランボールをうちでは使ってます。


どうしてもお仏壇っぽいのが嫌な人はガラスのショーケースでもいいと思いますよ。

少々お店の什器的なものになるので、こちらも普通に手に入れられないカモですが、アンティーク家具やさんなどで見かけます。

2段になったものなどもありますので多頭のお宅とかだといいかもです。

但し、ガラス面が多いので設置場所に工夫をしたほうが安心かと思います。木枠のものがほとんどなので手を加えるのもいいかもですね。


絵がなんかゆがんでてすいませんw


話はあちこちなりましたが次こそ、カバーのお話です〜。

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